テレビ朝日のドラマ「上意討ち」のあらすじなどについて書きます。
この「上意討ち」は、テレビ朝日開局55周年記念のドラマで、2月9日21時から放送されます。
「上意討ち」の原作は、滝口康彦氏の「拝領妻始末」で、1967年には三船敏郎さん主演で
映画も公開されています。
では、「上意討ち」のあらすじです。
会津松平藩馬廻りの三百石藩士の笹原伊三郎(田村正和)は、剣の達人として
藩の中でも知られる存在でした。
先代にその腕を見込まれ、伊三郎は、婿養子として笹原家に入り、20数年、
気難しい妻のすが(梶芽衣子)の尻に敷かれながら、我慢する日々を過ごしてきました。
そんな伊三郎に突然、会津藩側用人の高橋外記(北村有起哉)が訪ねてきました
側用人がわざわざやって来ることは、笹原家としては初めてのことで、伊三郎は
戸惑いましたが、外記は、主君の松平正容(大杉漣)の側室のお市の方(仲間由紀恵)
を、伊三郎の長男の与五郎(緒形直人)の妻とすることに決まったと言いました。
この話は伊三郎にとっては、受け入ることができない話でした。
息子達には自分のような不幸な結婚生活はさせたくないと、伊三郎は考えていたから
です。
聞けば、お市の方は正容との間に男子を生みましたが、若い側室が出現したことに
逆上し、殿の胸倉をつかむ大騒ぎを起こしたので、暇を出されたというのです。
そんな嫁を喜んでむかえることなど、できないことでした。
伊三郎は、親友である国廻り支配の浅野帯刀(松平健)に相談をしました。
そして、とにかく時間をかけて沙汰やみとなることを期待するしかない伊三郎は、考え
またやって来た外記に対し、「恐れ多いゆえ、なにゆえご辞退を。」と言いました。
しかし、与五郎が突然、「拙者は、拝領をお受けしたい。」と言い出しました。
与五郎は大奥に上がる前のお市の方を偶然、見かけたことがあって、心に印象強く
残っていたのです。
与五郎本人が受けると言ったので、笹原家は拝領妻を受けることになりました。
花嫁のいちは、大変美しい女性でした。
いちは口うるさいすがのいじめにも耐え抜き、嫁として慎ましくつかえました。
そんな"嫁の鑑"のようないちが、何故藩主につかみかかるようなことをしたのか、
伊三郎もそのことだけは、理由がわかりませんでした。
伊三郎が与五郎に真相を聞くと、いちが大変悲壮な思いを秘めて大奥に上がっていた
ことがわかりました。
その後も与五郎といちは、夫婦仲が良く、伊三郎はいちのことを"三国一の花嫁"だと
思うようになりました。
伊三郎は、このまま平穏な毎日が続くと思い、与五郎に家督を譲りました。
そして、いちは、娘のとみを出産しました。
ところが、ある日、幸せな毎日が一変しました。
正容の嫡子の正甫が病死し、いちが側室の時に生んだ容貞が世継ぎとなったのです。
つまり、いちは、"御世継ぎ様のご生母"ということになりました。
世継ぎの母を、一家臣の妻のままでおくことなどできないことでした。
藩の重臣達は、殿の御内意でもあるので、与五郎にいちを城に返上するように命令
しました。
伊三郎は、理不尽で血も涙もない藩の仕打ちに、大層怒りました。
そして息子夫婦の愛の深さに心を打たれた伊三郎は、与五郎といっしょに上意に逆らう
ことを強く心に思いました。
キャストは、このほかに、石黒英雄さん、田畑智子さん、大杉漣さん、橋爪功さん、
藤真利子さん、笹野高史さん、津川雅彦さんなど豪華な出演者です。
開局55周年記念のドラマなので、かなり力が入っています。
ドラマの撮影中は、仲間さんは現在放送中のドラマ「サキ」の撮影など、スタジオ
での撮影が中心だったため、田村さんとロケで一緒の撮影になることはなかった
そうです。
8日の「徹子の部屋」に田村さんが出演していましたが、もともとハスキーな声が
さらにかすれているような気がしました。
ちょっと声が聞き取り難いという印象を受けました。
やはり田村さんも年を取って声帯が弱ってきているんでしょうか?
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130208-00000047-sanspo-ent